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語彙・単語

TOEIC語彙9ジャンルの分布【集計】上位3ジャンルの特徴

執筆: Scordia編集部|運営・確認: 佐野 修斗

HR・finance・ITの3ジャンルだけで、TOEICビジネス語彙の上位113問を占める。Scordia収録570問超のvocabulary問題をビジネスジャンル別に分類した結果、9ジャンルに該当する229問(全体の40%)の分布が浮かび上がった。残り341問は複数ジャンルにまたがる汎用語彙だ。

「どのジャンルの単語が多いか」を知ると、単語帳の暗記に優先順位が生まれる。自分の業務経験と重なるジャンルは英語でも背景知識が活きるため、定着が早い。

ビジネスジャンル別の集計データを示すグラフ資料
ジャンル分布を把握すると、単語学習の優先順位が数値で見えてくる

9ジャンルの問題数と代表語彙

分類可能な229問の内訳は以下のとおりだ(出典: Scordia収録vocabulary問題の集計・2026年6月時点)。

ジャンル 問題数 典型的な語彙例
HR(人事・採用) 42問 recruit, candidate, applicant, hire, resign, promote, performance review
finance(財務・金融) 40問 invest, dividend, revenue, budget, expenditure, quarterly, fiscal year
IT(情報技術) 31問 software, update, maintenance, install, access, server, compatible
manufacturing(製造・生産) 30問 inventory, shipment, defect, assembly, warehouse, production, supply chain
marketing(マーケティング) 26問 campaign, launch, promote, target, brand, demographic, advertising
accounting(会計) 16問 invoice, receipt, payable, receivable, ledger, audit, reconcile
legal(法務・契約) 15問 contract, clause, liability, comply, regulation, authorize, agreement
travel(出張・移動) 15問 itinerary, reservation, accommodation, transit, departure, reimburse
retail(小売・販売) 14問 discount, refund, stock, retail price, checkout, purchase, voucher

上位3ジャンル(HR・finance・IT)だけで113問、全570問超の20%を占める。各ジャンルの語彙を語根・接頭辞から覚える方法は派生語ファミリー学習法で整理している。

上位3ジャンルの出題文脈と覚え方

オフィスでキャリア面談をするビジネスパーソン
HR語彙は採用・評価・退職の人事サイクル全体が出題範囲。語義の使い分けが問われやすい

HRジャンル(42問)は採用・評価・昇進・退職といった人事サイクル全体が出題範囲だ。「recruit」と「hire」の使い分け(recruitは応募者を集めるプロセス、hireは採用決定後)や、「resign(自発的退職)」と「dismiss(解雇)」の区別など、語義のニュアンス差が問われやすい。

ビジネス書類とノートパソコンが並ぶオフィスデスク
financeジャンルでは「売上・利益・支出」の3語を対比で理解しないと設問で選択肢を誤りやすい

financeジャンル(40問)は数字の管理に関する語彙が中心で、単語単体の意味より「文中でどの数字を指しているか」を読む力が問われる。「revenue(売上)」「profit(利益)」「expenditure(支出)」の3語は混同しやすいため、対比で覚えることが重要だ。

financeジャンルで混同しやすい語の見分け方を例題で確認しておく。

例題(finance語彙問題)

Although the company's total ______ rose by 12 percent last year, its profit declined because operating costs increased sharply.

  1. revenue
  2. expenditure
  3. dividend
  4. liability
解答・解説を見る

正解: (A) revenue

revenue は費用を引く前の売上高(総収入)。文後半で「利益(profit)は減少した」とあり、売上は伸びたが利益が落ちたという対比が成立する。(B) expenditure は支出、(C) dividend は配当、(D) liability は負債で、いずれも「12%伸びた→利益が減った」の論理に合わない。revenue と profit の違いを押さえることが finance ジャンル対策の基礎だ。

複数のモニターの前でコードを書くエンジニアのイメージ
ITジャンルはカタカナ語が多く取り組みやすい一方、動詞・名詞両方の用法を問われる

ITジャンル(31問)は日本語でも使うカタカナ語が多く、英語学習者にとっては比較的なじみやすい領域だ。ただし「update」を動詞で使う場合(Please update the software.)と名詞で使う場合(The latest update is now available.)の両方の形を確認しておく必要がある。

業務ジャンル優先の学習順序

9ジャンルを均等に学習する必要はない。自分が日常業務で使うジャンルの語彙は、英語でも意味を推測しやすく定着速度が高い。TOEICの語彙問題は文脈理解で解くため、背景知識があるジャンルほど正答率が安定する。

上位ジャンルを固めた後のadvanced段階では品詞分布が変化することをTOEIC上級語彙の品詞分布分析で把握しておくと次の学習設計に役立つ。

  1. 自分の業務ジャンル — 日本語の業務知識を活用して最速で定着させる
  2. HR・finance — TOEICで最頻出の2ジャンル。業務外でも必ず押さえる
  3. IT・manufacturing — 3〜4番手。問題数は多く、汎用的な文脈でも出る
  4. accounting・legal・travel・retail — 出題数が少ないが、得点を取りきるために最終的に押さえる
HR・financeで押さえておくべき語彙ペア(混同しやすい単語)

HR: recruit(採用活動)vs hire(採用決定)/ resign(自発的退職)vs dismiss(解雇)/ promote(昇進)vs transfer(異動)
finance: revenue(売上高)vs profit(利益)/ budget(予算)vs expenditure(支出)/ invest(投資する)vs allocate(割り当てる)

9ジャンルの分布を把握した後は、Scordiaの語彙演習でジャンルを絞り込んで練習すると定着効率が上がる。レベル別にはintermediate単語帳がHR/finance/IT中心、advanced単語帳はaccounting/legalのような専門ジャンルが増える構成だ。

ビジネス語彙を含む全体の学習計画とスコア帯別ロードマップはTOEIC勉強法完全ガイドで整理している。語彙対策と他のPart対策を連動させた学習設計に活用してほしい。

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