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語彙・単語

TOEIC語彙の45%は6ジャンルに集中【集計】上位の順位

執筆: Scordia編集部|運営・確認: 佐野 修斗

Scordia収録の語彙問題570問超をジャンル別に集計すると、上位6ジャンルだけで全体の約46%を占めた。単語帳を端から覚えるより、このジャンル分布を起点に学習の的を絞った方が、限られた時間で得点に直結する語彙を先に押さえられる。

データグラフと統計資料
ジャンル別の出題割合を把握すると、570問超のどの層から手をつけるかが数字で見えてくる(Scordia収録語彙問題集計より、2026年6月時点)

6大ジャンルの集計結果

各問題に付与されているジャンルタグをもとに集計した。1問につき1ジャンルに分類し、複数ジャンルにまたがる場合は主題となるジャンルに割り当てている。対象ジャンルは business / HR / finance / IT / manufacturing / marketing のほか logistics / legal / facilities 等が存在するが、ここでは出題数上位6ジャンルに絞る。

ジャンル 問題数(570問超中) 割合 代表的な語彙例
business(一般ビジネス)83問14.6%agenda, negotiate, proposal
HR(人事・労務)46問8.1%recruit, appraisal, turnover
finance(財務・会計)44問7.7%revenue, expenditure, invoice
IT(情報技術)31問5.4%database, interface, configure
manufacturing(製造)30問5.3%assembly, defect, specification
marketing(マーケティング)30問5.3%promotion, campaign, demographic
6ジャンル合計264問46.3%

上位6ジャンルで264問・約46%に達する。570問超の約半数がこの6ジャンルの語彙で構成されていることを意味する。

見落とされやすいHRジャンルが2位の理由

「business(一般ビジネス)」が83問・14.6%で首位を占めるのは納得できる。意外なのは「HR(人事)」が46問・8.1%と2位に位置する点だ。採用・評価・福利厚生・離職に関する文書はTOEICのPart7で頻繁に登場する。人事語彙の知識が欠けるとPart7の長文全体の読解に詰まる。しかし日常会話や一般的な英語学習ではHR語彙を体系的に触れる機会が少なく、気づかないままスルーしがちなカテゴリだ。

オフィスでキャリア面談をするビジネスパーソン
HRジャンルでは採用面接・評価面談・退職手続きを扱う文書が頻出する。これらの場面で使われる語彙をまとめて覚えると効率的だ

Part7の求人広告の読み方を合わせて確認しておくと、HRジャンルの語彙が実際にどう問われるかを体感できる。

「finance(財務)」の44問も見逃せない。請求書・予算書・損益計算書に関連する語彙は、ビジネス文書として日常的に登場する。revenue(売上)とprofit(利益)の区別、expenditure(支出)とexpense(経費)のニュアンス差は頻出だ。ビジネスジャンルをさらに細分化した語彙の分布はビジネスサブジャンル別の語彙分析で詳しく確認できる。

「IT」の31問は、TOEICが現代のビジネス環境を反映している証だ。クラウドサービス・ソフトウェア導入・システム障害対応に関する文書は近年の公式問題にも定期的に登場している。

例題(financeジャンル)

Quarterly ______ rose by 12 percent after the company expanded into the overseas market.

  1. expenditure
  2. revenue
  3. recruitment
  4. inventory
解答・解説を見る

正解: (B) revenue

「海外市場に進出した後に12パーセント増加した」という文脈から、増えると好ましい「売上(revenue)」が自然。expenditure(支出)・recruitment(採用)・inventory(在庫)はいずれも文意に合わない。finance(財務)ジャンルでは revenue と expenditure、profit と expense のような対になる語の区別が繰り返し出題される。

ジャンル別の学習設計

グラフとデータが表示された分析資料
出題割合のグラデーションに合わせて学習順序を組むと、スコアへの貢献度が高い語彙から先に定着させられる
ジャンル別 学習優先度(Scordia収録570問超の集計データに基づく)
  1. 最優先:business(83問・14.6%)
    会議・交渉・提案・報告など汎用ビジネス語彙を先に押さえる。他ジャンルと重複する語彙が多く、基礎固めとして最適。
  2. 高優先:HR(46問・8.1%)
    採用プロセス・評価制度・給与・退職に関する語彙。TOEIC Part7で従業員向け案内文や求人広告として頻出。見落としが多いだけに、早めに着手すると差がつく。
  3. 高優先:finance(44問・7.7%)
    請求書・予算・損益・経費精算の語彙。数値を扱う文書を正確に読むために必要。対になる語の区別(revenue/expenditure等)を意識して覚える。
  4. 中優先:IT(31問・5.4%)
    ソフトウェア・システム・サポート関連の語彙。日常業務でITに触れる機会が多い受験者は習得が早い。
  5. 中優先:manufacturing(30問・5.3%)
    工場・品質管理・生産ラインの語彙。ITと製造が融合した業務シーンも近年増えている。
  6. 後回しOK:marketing(30問・5.3%)
    広告・プロモーション・顧客分析の語彙。上位5ジャンルを固めた後に取り組む。

「ビジネス英語 = ビジネス一般語」という思い込みは得点機会の損失につながりやすい。集計データが示す通り、HR・finance・ITはそれぞれ5〜8%の出題シェアを持つ独立した学習ターゲットだ。これらを意識せずに単語帳を端から暗記しても、ジャンルの偏りは埋まらない。

辞書と単語カードが並ぶ学習デスク
ジャンルを決めてから単語を覚えると、何のための語彙かが明確になり定着率が上がる

ビジネスジャンルの語彙が集中するintermediateレベル単語帳を起点に、慣れてきたらadvancedレベルへ進むのが定着順序として無理がない。ジャンル別語彙対策と並行して、Part別の学習配分を最適化するためのロードマップはTOEIC勉強法完全ガイドにまとめている。

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Scordia語彙クイズでジャンル別に練習する →

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