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TOEIC 多義語5語【address他】文脈別の使い分け方

「address の意味を知っている」と答えられる学習者の多くは「住所」または「演説する」という意味を挙げる。しかし TOEIC のビジネス文書では「問題に対処する」という意味で address が使われることが頻繁にあり、この意味を知らないと Part7 の読解で文章の流れを見失う。

多義語は「最初に覚えた意味」だけが記憶に残りやすい。TOEIC で正答率を上げるには、ビジネス文書の文脈で実際に使われる意味を優先的に押さえる必要がある。

Scordiaの集計より: Part7 読解問題のうち、多義語の文脈別意味の理解が必要な設問は全体の約12〜15%を占める(編集部推計、2026年5月時点)。特に address・account・charge の3語は複数の品詞で使われることもあり、頻出度が高い。

address — 「住所」だけでは届かない3つのビジネス用法

意味 品詞 ビジネス文書の例文
住所 名詞 Please update your address in our system.
問題・課題に対処する 動詞 We need to address the supply chain issues immediately.
(人・組織に向けて)話しかける/書き送る 動詞 The letter was addressed to the HR department.
講演・演説 名詞 The CEO delivered an address at the annual conference.

Part5 で「address the concerns raised by customers」の address を名詞と誤認して品詞問題を間違えるパターンがある。文中で address の前に「to / must / will」等の助動詞・to 不定詞マーカーがあれば動詞用法だ。

account — 会計・説明・理由の3軸

account は名詞・動詞ともに複数の意味を持つ。ビジネス文書では「取引口座」「取引先(得意先)」「説明する」「占める」の4意味が頻出だ。

account の4用法と見分け方

1. 口座(名詞)
Please check your account balance before proceeding. — 銀行・顧客口座の文脈で使う。

2. 取引先・顧客(名詞)
Our team manages several key accounts in the Asia-Pacific region. — 得意先・顧客企業を指す。

3. 説明する(動詞: account for の形で)
Please account for the discrepancy in the report. — 理由・根拠を説明するよう求める。

4. 占める(動詞: account for の形で)
Online sales account for 40% of our total revenue. — 全体の割合を示す。

判別ポイント: account for が「占める」か「説明する」かは、後ろに数値・割合が来るか(占める)、状況・不一致が来るか(説明する)で区別できる。

charge — 料金・請求・担当・充電の4義

charge はビジネス文書で特に多義的に使われる語だ。

  • 料金・手数料(名詞): There is no charge for the first consultation. — 費用ゼロを案内する。
  • 請求する(動詞): We will charge the amount to your credit card. — 支払いを請求する。
  • 担当・責任(名詞: in charge of の形): Who is in charge of the logistics team? — 責任者を問う頻出パターン。
  • 充電する(動詞): Please charge your device before the meeting. — 機器の充電を指示する(IT関連の文書で登場)。

issue と terms — 問題なく読めているか確認が必要な2語

issue は「問題」(名詞)として最もよく知られているが、「発行する・配布する」(動詞)という用法がビジネス文書で頻繁に出る。「The company issued a statement」(声明を発表した)・「Tickets will be issued at the venue」(会場で配布される)のように、何かを公式に出すという動詞として使われる。

terms は「条件・条項」という意味でビジネス文書に多く登場する。「under the terms of the contract(契約条件のもとで)」・「payment terms(支払い条件)」・「come to terms with(受け入れる・折り合いをつける)」という連語を押さえておくと、Part7 の契約書・通知文の読解で迷わなくなる。

多義語を優先的に覚える学習法

  1. 最初に覚えた意味ではなく「ビジネス文書で最もよく使われる意味」を1番目に置き直す — address なら「対処する」を最優先、account for なら「占める/説明する」を先に。
  2. 連語(colocation)で覚える — in charge of / account for / issue a statement / on good terms のように、セットで記憶すると文脈判断が速くなる。
  3. Part7 の文書の中で遭遇したときにメモする — 解説を読んで意味を確認するだけでなく、「何の文書で・どの文脈で使われたか」を記録するとビジネス文脈の感覚が身に付く。

多義語の習得は単語帳の暗記より文脈の中での反復が効果的だ。Scordia 中級語彙一覧では各語に例文が付いており、文脈込みで意味を確認できる。語彙の難易度別分布を把握してから優先順位をつけたい場合は語彙3レベル記事中上級語彙分布記事も参照してほしい。また address や charge が Part5 の品詞問題として出題されるときはPart5 語彙問題 vs 文法問題の記事で解法の枠組みを確認しておくとよい。

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