本文へスキップ
Scordia
テキストと選択肢が並ぶ試験問題のイメージ

文法

Part5の問題タイプを3秒で見分ける方法|選択肢を見れば分かる

執筆: Scordia編集部|運営・確認: 佐野 修斗

選択肢A〜Dを縦に3秒眺める。それだけで、Part5の30問が「語彙問題」か「文法問題(品詞問題)」かを判定できる。2種類の問題は解くアプローチがまったく異なり、品詞問題は本文を読まずに解けるのに対し、語彙問題は文脈理解が必要になる。この判定を反射的に行えるかどうかが、Part5全体の処理速度を左右する。

Scordia収録のPart5問題は文法510問超・語彙570問超(2026年6月時点)。この2タイプを見分ける基準は選択肢の「語幹」にある。

選択肢を見比べながら問題を解く学習者のイメージ
選択肢を縦に見る習慣が、品詞問題の処理速度を2〜3秒に縮める

選択肢の語幹で2種類に振り分ける

Part5の選択肢は、大別して2つのパターンで構成される。

パターン 選択肢の見た目 問題タイプ 解き方の方針
語幹が共通 employ / employee / employment / employed のように語尾だけが違う 文法問題(品詞問題) 本文を読まず、空欄前後の品詞を特定して解く
語幹がバラバラ confirm / notify / revise / submit のようにまったく違う単語が並ぶ 語彙問題 文脈・意味を読み取って解く

出典: Scordia収録Part5文法問題510問超・語彙問題570問超の集計より(2026年6月時点)。文法問題のうち品詞変化(word-form)は51問・約10.0%を占める。

品詞問題 — 本文を読まずに15秒で処理する

選択肢の語幹が共通している場合、問われているのは「空欄にどの品詞の語が入るか」だ。本文の意味を理解しなくても、文の構造だけを見て正解を導ける。

  1. 選択肢を縦に見て語幹を確認する(3秒) — "employ / employee / employment / employed" と並んでいれば品詞問題と確定。
  2. 空欄前後の品詞を特定する(5〜10秒) — 空欄の直前・直後にある語の品詞を確認する。冠詞(a/the)や形容詞の後なら名詞、be動詞の後なら形容詞・過去分詞、動詞の直後なら副詞が候補になる。
  3. 品詞が合う選択肢を1つ選ぶ(3秒) — 語尾のパターンで品詞を確認して選ぶ。語尾パターンの一覧はPart5の語尾シグナル速習表で確認できる。

この手順では本文を最後まで読む必要がない。空欄周辺の5〜7語だけを確認すれば解ける問題が大半だ。所要時間の目安は15〜20秒。

文法解説テキストとメモを広げた学習デスクのイメージ
品詞問題は「冠詞の後なら名詞」「be動詞の後なら形容詞」の2パターンで大半がカバーできる

例題(品詞問題)

The new software significantly improved the ______ of the assembly line.

  1. efficient
  2. efficiently
  3. efficiency
  4. efficiently
解答・解説を見る

正解: (C) efficiency

選択肢の語幹が efficient で共通しているため、本文を読まずに品詞問題と判別できる。空欄の直前は the(冠詞)で、空欄の後ろは of(前置詞)。冠詞と前置詞の間に入るのは名詞なので、名詞の (C) efficiency を選ぶ。形容詞 (A) efficient や副詞 (B)(D) efficiently は文構造に合わない。意味の理解は不要で、構造だけで15秒以内に解ける典型例。

語彙問題 — 文脈から意味を絞る30秒

選択肢の語幹がバラバラな場合、問われているのは「どの単語が文脈に合うか」だ。品詞は選択肢全体で統一されていることが多く(全部動詞、全部名詞など)、意味の違いで正解を選ぶ必要がある。

  1. 選択肢を縦に見て意味が異なることを確認する(3秒) — "confirm / notify / revise / submit" のように全部動詞だがまったく違う意味なら語彙問題。
  2. 空欄を含む文の主語・目的語・状況を読む(10〜20秒) — 「誰が」「何を対象に」「どういう状況で」の3点が分かると、意味の絞り込みができる。
  3. コロケーション(語の組み合わせ)で最終判断する(5秒) — "confirm a reservation(予約を確認する)" "submit a report(報告書を提出する)" のような慣用的な組み合わせを知っているかどうかが正答の鍵になる。語彙問題の解法フロー全体を整理したPart5品詞判定4ステップも参考になる。

語彙問題は品詞問題と違い、本文の意味理解が必要になる。所要時間の目安は30〜40秒。品詞問題で15〜20秒を節約した分を語彙問題に充てるのが、Part5全体を8〜10分以内に処理するための現実的な配分だ。

問題文を読みながら考える学習者のイメージ
語彙問題は「誰が・何を・どんな状況で」の3点を文から素早く拾う練習が解答速度に直結する

例題(語彙問題)

Please ______ your reservation at least 24 hours before your scheduled arrival.

  1. confirm
  2. notify
  3. revise
  4. submit
解答・解説を見る

正解: (A) confirm

選択肢はすべて動詞だが語幹がバラバラなので語彙問題。品詞では絞れず、意味とコロケーションで判断する。reservation(予約)と自然に結びつくのは confirm a reservation(予約を確認する)。notify は「人に通知する」、revise は「文書を修正する」、submit は「書類を提出する」で、いずれも reservation を直接の目的語に取る組み合わせとしては不自然。コロケーションの知識が正答の鍵になる。

判別に迷うケースの対処法

選択肢を見てもどちらか判断に迷う場合
  • 語幹が似ているが完全に同じではない場合 — 例: "economic / economical / economically / economy" のように、一部が名詞(economy)で他が形容詞・副詞のケース。この場合は品詞問題として扱い、空欄前後の品詞で絞る。
  • 全部動詞だが過去形・現在形・過去分詞・動名詞が並ぶ場合 — 語幹は同じで形が違う。文法問題(動詞形)として扱い、文の時制・文法構造から判断する。
  • 迷う場合は「語幹が同じかどうか」だけを基準にする — 完全一致でなくても共通語幹があれば文法問題寄り、無関係な語が並べばほぼ語彙問題と判断して問題ない。

Part5の30問は、この分類を反射的に行えるようになると解答スピードが安定する。品詞問題で本文を最後まで読まないという判断が、時間短縮の核心だ。ScordiaではPart5の文法問題語彙学習をカテゴリ別に分けて練習できる。語彙問題の対策をレベル別に進めたい場合はbeginnerintermediateのフィルターが目安になる。

Part5・6の解法フローを含むリーディングセクション全体の対策は、TOEICリーディング完全攻略ガイドで整理しています。

あわせて読みたい関連記事

Part5の文法・語彙をカテゴリ別に練習する →

この記事が役に立ったらシェアしてください

Scordiaで今すぐ練習しよう

登録不要・完全無料。TOEIC対策の練習問題を今すぐ始められます。