
TOEICは年に何回受けるべきか|スコア帯別の受験間隔と2026年度の日程・費用
この記事のまとめ
- 受験間隔はスコア帯で決める。500点未満は3〜4か月に1回、500〜700点は2〜3か月に1回、850点以上は半年〜1年に1回が目安。
- 2026年度の公開テストは毎月実施で、IIBCの日程表には4月から12月までに13の試験日が載る(2026年9月時点)。受けようと思えば毎月受けられる。
- 受験料は1回7,810円(税込)。年6回で約4.7万円、年12回で約9.4万円になる。リピート受験割引を使えば対象月に1回だけ6,710円で受けられる(2026年12月の試験日まで)。
- 間隔を決める基準は「次の受験までに何を変えられるか」。前回のスコアシートで落としたパートの正答率を10ポイント上げるのに何か月かかるかを見積もり、それを最短間隔にする。
TOEIC L&Rの公開テストは、2026年度は毎月実施される。IIBCの年間テスト日程には2026年4月19日から12月19日までに13の試験日が並び、多くの日程は午前・午後の1日2回実施だ(出典: IIBC「年間テスト日程」2026年9月時点)。つまり「受けられる回数」に制約はほぼない。制約になるのは受験料と、受験と受験の間に学習を変えられるかどうかの2つだ。

スコア帯別の受験間隔: 500点未満は3〜4か月、500〜700点は2〜3か月
スコア帯ごとに「次の伸びに必要な学習量」が違うので、間隔もスコア帯ごとに変える。下の表は編集部の目安で、IIBCが推奨間隔を公表しているわけではない。
| 現在のスコア帯 | 受験間隔の目安 | その間にやること |
|---|---|---|
| 初受験〜500点未満 | 3〜4か月に1回 | 基礎語彙と文法の定着。ここで受験を重ねてもスコアは動かない |
| 500〜700点 | 2〜3か月に1回 | 弱いパートを1つ決めて集中的に潰し、伸びを確認する |
| 700〜850点 | 2〜3か月に1回(提出期限がある場合は期限の1〜2か月前に1回) | スコアの振れ幅が小さくなるので、時間配分と取りこぼしの対策 |
| 850点以上 | 半年〜1年に1回 | 提出先の「2年以内」要件に合わせた更新受験と、英語力の維持確認 |
500点未満の段階で毎月受験を続ける人は少なくない。だが基礎語彙と文法の定着には最低でも2〜3か月かかる。変化が出る前に受験すると「また同じスコアだった」という感覚だけが積み上がり、学習をやめる理由になりやすい。この帯では受験回数を減らして学習時間を確保するほうが、結果として早く600点に届く。
2026年度の日程: 毎月実施、5月は日曜2日程、6・9・12・3月は土曜も
IIBCは2026年度の公開テストについて、午前・午後実施を継続して毎月実施すると告知している。2026年5月は初めて日曜日に2日程を設け、2025年度と同じく6月・9月・12月・3月には土曜日にも実施する(出典: IIBC「2026年度TOEIC Program公開テスト日程について」2025年11月6日掲載)。試験日ごとに開催する受験地が違うので、住んでいる地域で毎月受けられるとは限らない点だけ注意がいる。
| 試験日(2026年) | 曜日 | 備考 |
|---|---|---|
| 4月19日 | 日 | |
| 5月17日・5月31日 | 日・日 | 5月は初めて日曜2日程 |
| 6月13日・6月28日 | 土・日 | 土曜実施あり |
| 7月12日 | 日 | |
| 8月23日 | 日 | |
| 9月5日・9月27日 | 土・日 | 土曜実施あり |
| 10月25日 | 日 | |
| 11月15日 | 日 | |
| 12月6日・12月19日 | 日・土 | 土曜実施あり |
表はIIBCの年間テスト日程ページに2026年9月時点で載っている日付をそのまま並べたもの。2027年1〜3月分は同ページの更新を待つ必要がある。申込期間は試験日の約2か月前に始まり、締切は試験日の3〜4週間前に来るので、「2か月後に受ける」と決めた時点で申込期間はもう開いている。申込手続きの流れはTOEIC申し込み方法ガイドにまとめてある。
年間費用: 年6回で約4.7万円、年12回で約9.4万円
受験料は1回7,810円(税込)。紙の公式認定証を希望しない場合は7,700円で、デジタル公式認定証は全員に発行される(出典: IIBC「受験料・支払方法」)。1回分は大きく感じなくても、回数を掛けると学習教材数冊分の差になる。
費用を抑える制度が1つある。リピート受験割引で、前回の受験から一定期間内の対象月に1回だけ割引価格で受けられる。割引後の受験料は2026年12月の試験日までが6,710円、2027年1月以降の試験日は7,150円(いずれも税込。紙の認定証を希望しない場合はさらに110円引き。出典: IIBC「TOEIC Listening & Reading公開テストのリピート受験割引」)。対象月に1回という条件なので、2〜3か月に1回のペースで受ける人ほど恩恵が大きい。

受験しすぎると学習時間が削られ、停滞感だけが残る
毎月受験すれば本番の形式には慣れる。だが試験当日は移動と2時間の試験で半日が消え、前後の準備を含めると週あたりの学習時間が実質1〜2時間削られる。スコアが動かない時期に連続で受けると、数字の停滞をそのたびに突きつけられて挫折につながりやすい。本番形式への慣れが目的なら、受験料のかからない模試で代替できる。scordiaの模擬試験は本番と同じ時間配分で解けるので、受験と受験の間の「確認」に回すと本番の回数を減らせる。
間隔の決め方: 前回のスコアシートで落としたパートから逆算する
「次の受験までに何を変えられるか」を起点に間隔を決めるのがいちばん合理的だ。前回受験後のスコアシートには、リスニング・リーディングそれぞれの項目別正答率が載る。そこで低かった項目に対応するパートを1つ決め、その正答率を10ポイント上げるのに何か月かかるかを見積もる。その期間が経過してから受験すれば、数字として結果が出やすい。
判断の手順: ①スコアシートで最も低い項目を見る → ②対応するパートの練習問題を解き、現在の正答率を出す → ③正答率を10ポイント上げるための学習量を週あたりの学習時間で割り、必要な週数を出す → ④その週数の先にある試験日に申し込む。
②の現在地は約8分のスコア診断か、パート別の練習問題で測れる。Part 5ならPart 5完全ガイドの演習で品詞・語彙の型ごとの正答率が出る。
「場数を踏むほどよい」という考え方は、受験のあいだに学習の変化が伴っている場合にだけ成り立つ。受験回数そのものはスコアを上げない。上げるのは、受験と受験の間に何を直したかだ。

850点を超えたら、提出先の「2年以内」に合わせて更新する
多くの企業・大学院が提出スコアに「2年以内」の条件を付けている。IIBCの公式認定証の再発行も試験日から2年以内が対象だ。850点以上を維持している人でも、提出の機会に合わせて半年〜1年ごとに更新受験を入れておくと、有効なスコアを切らさずに済み、英語力の鈍化も数字で把握できる。有効期限の考え方はTOEICスコアの有効期限ガイドにまとめた。
受験当日の持ち物や受付時間は試験当日ガイドを、受験頻度も含めた学習計画の全体像はTOEIC勉強法完全ガイドを参照してほしい。試験の種類やスコア体系そのものを確認したい人はTOEICとは何かから読むとよい。
この記事に関するよくある質問
Q. TOEICは年に何回受験するのが理想ですか?
A. スコア帯によって違います。500〜700点帯では2〜3か月に1回、500点未満では3〜4か月に1回が目安です。学習の変化がない状態で頻繁に受けても費用がかさむだけなので、「次回受験までに何を改善できるか」を基準に間隔を決めるのが効率的です。
Q. TOEICは2026年度に何回実施されますか?
A. IIBCは2026年度の公開テストを毎月実施すると告知しており、年間テスト日程には2026年4月から12月までに13の試験日が載っています(2026年9月時点)。多くの日程は午前・午後の1日2回実施です。試験日ごとに開催地が異なるため、受験地別の日程も確認してください。
Q. TOEICを毎月受験するのは効果的ですか?
A. 本番形式への慣れは得られますが、受験料7,810円が毎月かかり、当日と前後の準備で学習時間も削られます。スコアが500点未満の時期は学習に集中し、3〜4か月に1回程度にとどめるほうが結果は早く出ます。形式の確認は受験料のかからない模試で代替できます。
Q. TOEICの受験料を安くする方法はありますか?
A. リピート受験割引があります。前回受験から一定期間内の対象月に1回だけ、割引受験料で受けられる制度で、2026年12月の試験日までは6,710円、2027年1月以降の試験日は7,150円(税込)です。紙の公式認定証を希望しない場合はさらに110円引きになります。
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