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Part5主述一致31問を3秒で解く|修飾節に隠れた主語

執筆: Scordia編集部|運営・確認: 佐野 修斗

選択肢に "has / have" または "is / are" が並んでいる。それだけで、主述一致(subject-verb agreement)問題だと判断できる。ルール自体はシンプルだ。「三人称単数の主語なら動詞に-s」。しかし本番で誤答が出るのは、ルールを知らないからではなく、真の主語を誤認してしまうからだ。

Scordia収録Part5 grammar問題510問超のうち、subject-verb-agreementタグがついた問題は31問(6.1%)だ(Scordia収録問題集計より、2026年6月時点)。頻度は低くないが、問題の構造は3パターンにほぼ収束する。

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主述一致は暗記より「主語の発見」が先——修飾節を瞬時にスキップする目を鍛えることが得点に直結する

前置きなしに主語と動詞の関係を確認する

主述一致の核心は「三人称単数現在」の形だ。主語が「I」でも「you」でもなく、かつ単数であれば、現在形の動詞に-sをつける必要がある。まず基本形を表で押さえる。

主語の種類 動詞の形(例: review) 例文
三人称単数(He / She / It / 単数名詞) reviews The manager reviews the report monthly.
一人称単数(I) review I review the report every Monday.
二人称(You) review You review the report before submitting.
複数(They / 複数名詞) review The team members review the report together.

知識としては以上で足りる。問題はここからだ。

修飾節に隠れた主語 — 3秒で見抜く手順

Part5で最も多い主述一致ひっかけは「主語の直後に長い関係節や前置詞句が続き、動詞の直前に複数名詞が来る」パターンだ。

例文: "The report that was submitted by all regional managers ___ the quarterly figures."

空欄に "shows" と "show" が並ぶ。動詞の直前は "managers"(複数)なので、引きずられて "show" を選びたくなる。しかし主語は "The report"(単数)だ。正解は "shows"。

判別の手順はこの3ステップで完結する。

  1. 空欄から左へ視線を戻し、直前の名詞を確認する
  2. その名詞が by / of / that was / which などの後ろにあれば修飾語の内部 — 真の主語ではない
  3. 修飾語の外にある最初の名詞が真の主語 — その単複で動詞を決める
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前置詞句・関係節を「括弧でくくる」意識を持つだけで、主語の誤認はほぼなくなる

例題

The list of approved suppliers ______ updated at the beginning of each quarter.

  1. are
  2. were
  3. is
  4. have been
解答・解説を見る

正解: (C) is

動詞の直前は複数名詞 "suppliers" だが、これは "of approved suppliers"(前置詞句)の中の名詞で修飾語の一部にすぎない。真の主語は修飾語の外にある "The list"(単数)なので、動詞は単数形を取る。よって (C) is が正解。(A) are・(B) were・(D) have been はいずれも複数主語に対応する形で、単数主語の "The list" には合わない。

collective noun(集合名詞)— TOEICはアメリカ英語基準

team / staff / committee / board / management などの集合名詞が主語になるケースがある。日本語では「チームは全員で決定した」と複数の人を指している感覚があるが、英語(特にアメリカ英語)では集合名詞は単数扱いが原則だ。TOEICはアメリカ英語基準を採用しているため、迷わず単数形を選ぶ。

集合名詞の単数・複数扱い(展開して確認)

単数扱い(TOEIC = アメリカ英語基準):
The team has decided to revise the plan. (チームは計画を改訂することを決定した)
The committee is reviewing the proposal. (委員会は提案を審査中だ)
The staff was notified of the policy change. (スタッフはポリシー変更について通知された)

複数扱いになるケース(例外):
集合名詞の後ろに "of + 複数名詞" が続き、その全体を主語と解釈する場合:
A number of employees have requested flexible working hours.
※ "a number of" は複数扱い。"the number of" は単数扱い("The number of employees has increased")。

英語の動詞活用表とノートが並ぶ学習デスク
集合名詞と "a number of / the number of" の区別は、Scordiaの31問中に複数回出てくる頻出パターンだ

there is / there are — 空欄の後ろの名詞が主語

「There _____ a meeting scheduled for tomorrow.」のように空欄に is / are が入る形式も主述一致問題の一種だ。"there" は主語ではない。空欄の後ろに来る名詞の単複が動詞を決める。

名詞が単数 → there is(または there was / there will be
名詞が複数 → there are(または there were / there will be

頻出ひっかけは「"a list of items" のような前置詞句つき単数名詞」だ。"list" が主語なので there is が正解。"items" に引きずられて "are" を選ぶ誤答が多い。

例題

A number of employees ______ requested more flexible working hours this year.

  1. has
  2. have
  3. is
  4. was
解答・解説を見る

正解: (B) have

"a number of + 複数名詞" は「多くの〜」という意味で実質的に複数を指すため、動詞は複数形を取る。よって (B) have が正解。仮に "The number of employees ______ increased"(従業員の数)であれば単数扱いで has を選ぶ点と区別する。(A) has は単数主語向け、(C) is・(D) was は be 動詞で文意の現在完了に合わない。

"a number of" が複数扱い、"the number of" が単数扱いという対比はScordiaの31問でも複数回設問として登場する。記事で紹介した3秒判別フローと合わせて、このフレーズペアをセットで押さえておくと本番での迷いがなくなる。

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Part5主述一致の攻略は「ルール暗記」より「主語発見の反射速度」——問題演習で処理を自動化するのが最短ルート

主語と動詞の距離が遠いほど、修飾節を読み飛ばして主語を特定する速度がスコアに直結する。形式主語(it構文)が主語として使われる場合はPart5形式主語it・強調構文の判別法で確認しておくと主語特定の精度がさらに上がる。動詞の形全体(時制・態・主述一致の複合)についてはPart5の動詞の形問題の典型パターンも参照してほしい。

Part5文法15カテゴリの全体像とリーディング全体の時間配分はTOEICリーディング完全攻略ガイドで整理している。

ScordiaのPart5文法問題で主述一致を演習する

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