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TOEIC Part7の推論問題は全体の20% — 「書かれていないが推測できる」情報の読み取り方

Part7の設問はすべて同じ性質ではない。本文に書かれていることをそのまま答えればよい詳細問題が大半を占めるが、「書かれていない情報を推察する」推論問題が全体の約20%を占める。

詳細問題と同じアプローチで推論問題を解こうとすると、本文に「答えが書いていない」ことに気づいて時間を無駄にする。推論問題の特徴を事前に把握しておくことが効率的な解答につながる。

出典: Scordia収録Part7問題750問の設問タイプ集計より(2026年4月時点)。詳細問題540問(72%)、推論問題151問(20%)、計算問題50問(7%)、目的問題47問(6%)。

推論問題の設問形式の見分け方

推論問題は設問文に以下のような表現が含まれることで識別できる。

設問の表現 意味
What is implied about...? 〜について暗示されていることは何か
What is suggested about...? 〜について示唆されていることは何か
What can be inferred from...? 〜から推測できることは何か
What will [人物] most likely do next? 〜は次にどうすると思われるか
Why most likely did [人物] write the email? なぜメールを書いたと思われるか

「implied」「suggested」「inferred」「most likely」というキーワードが推論問題のシグナルだ。詳細問題とは違い、本文の1箇所をそのまま引用した答えは存在しない。

推論問題の3つの典型パターン

Scordia収録の推論151問を分析すると、問われる内容は3つのパターンに集中している。

  1. 差出人(筆者)の意図・背景
    メールや文書を送った理由、書き手の立場や目的を推察する。本文に「I have noticed that...」「It has come to my attention that...」のような書き出しがある場合、その後の問題提起が意図を示している。
  2. 受信者(読者)が次に取るべき行動
    「What will Mr. Smith most likely do next?」という形式で出る。本文の依頼文・締め切り・添付資料への言及から、受信者の次の行動を論理的に推察する。
  3. 文書から読み取れる背景・状況
    「What is implied about the company?」という形式で出る。本文の細部(例:「due to the recent expansion」→会社が最近拡大した)から組織の状況・業種・規模などを推察する。

解法の基本手順

推論問題の解き方は詳細問題と異なる。以下の手順が有効だ。

  1. 設問文を読み、推論問題と判断する — implied / suggested / most likely などのシグナルを確認する。
  2. 本文の中で根拠になる箇所を1〜2文特定する — 推論問題でも根拠は必ず本文にある。「書かれていない」のは正答そのものであって、推察の根拠は必ず本文に存在する。
  3. 根拠から論理的に導ける内容を選択肢から選ぶ — 「本文に書かれていないが、書かれていることから当然そうなるはず」という選択肢が正答だ。
  4. 本文に書かれすぎている選択肢は疑う — 推論問題の誤答に、本文の内容をそのまま言い換えた選択肢が置かれることがある。根拠を超えた拡大解釈の選択肢も誤答になる。

注意点: 推論問題で最もよくある誤りが「常識で考えると正しそうな選択肢」を選ぶことだ。本文の根拠と無関係に「ビジネス的にありそう」という判断で答えを選ぶと誤答になる。根拠は必ず本文内に求める。

詳細問題と推論問題の使い分けが総合スコアを上げる

Part7のスコアを上げるには、詳細問題(72%)は速く確実に取り、推論問題(20%)は根拠箇所を特定したうえで丁寧に処理するという二段構えが効果的だ。推論問題に詳細問題と同じ速さで取り組もうとすると、根拠の確認が甘くなり正答率が下がる。

設問タイプを読んだ瞬間に処理モードを切り替える練習が、Part7の精度向上に直結する。

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