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文法

Part6の文章挿入問題は接続詞・代名詞・時制で決まる|攻略法

執筆: Scordia編集部|運営・確認: 佐野 修斗

Part6の文章挿入問題は、4つの文書に各1問、計4問が出る。Scordia収録Part6問題481問超の集計では、各文書4問のうち1問が文章挿入問題のパターンが標準的だ(2026年4月時点)。選択肢が単語ではなく完全な文であるため、前後の文脈を読まなければ正答を選べない。正答の根拠は「接続詞・代名詞・時制」の3点に集中している。

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文章挿入問題は文書全体を精読するより、挿入位置の前後2〜3文に集中する方が処理が速い

Part6の基本構成

Part6は4文書で構成されており、各文書にそれぞれ4問の設問がある。計16問を約10〜13分で解くのが標準的な時間配分だ。

文書番号 問題数 設問の内訳(標準)
文書1(問131〜134) 4問 語彙・語形・文法の単語問題×3、文章挿入×1
文書2(問135〜138) 4問 語彙・語形・文法の単語問題×3、文章挿入×1
文書3(問139〜142) 4問 語彙・語形・文法の単語問題×3、文章挿入×1
文書4(問143〜146) 4問 語彙・語形・文法の単語問題×3、文章挿入×1

文章挿入問題は各文書で1問(計4問)出る。全体16問中4問は文章挿入問題になる計算だ。接続副詞の意味と用法を体系的に整理したい場合はPart6接続副詞(Therefore・However等)の判別法が役立つ。

正答の根拠になる3つの手がかり

文章挿入問題を解く際の判断基準は3点に集約される。

  1. 前後の文との接続関係(接続詞・接続副詞)
    挿入位置の直前の文と直後の文がどのような関係にあるかを確認する。前の文が原因で次が結果なら「Therefore」「As a result」で始まる文が候補になる。前の文が主張で次が補足なら「In addition」「Furthermore」が候補だ。逆接なら「However」「Nevertheless」が入る。
  2. 代名詞の照合(it / they / this / these)
    挿入候補の文に代名詞が含まれている場合、その代名詞が指す名詞が前の文に存在するかを確認する。「it」が指す名詞が直前の文に存在しなければ、その選択肢は不適切だ。代名詞の照合は誤答を素早く消去するうえで最も効率的な手がかりで、実際に不一致で誤答候補を排除できるケースが全体の半数近くに上る。
  3. 時制の流れ(過去→現在→未来の一貫性)
    文書全体の時制の流れと挿入文の時制が一致しているかを確認する。過去の出来事を説明している段落に「will」で始まる未来の文が挿入されると不自然になる。時制のずれは誤答のシグナルになる。
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時制の確認は3つの手がかりの中では後回しでよい。まず代名詞→接続関係の順で絞り込むと処理が速い

代名詞と接続関係で正答を絞る流れを、例題で確認しておく。

例題(Part6 文章挿入問題)

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  1. However, the office will be closed next week.
  2. It is available for free on both Android and iOS devices.
  3. Please return the form by Friday.
  4. The annual report was published last year.
解答・解説を見る

正解: (B) It is available for free on both Android and iOS devices.

直前の文の a new mobile application を It が受け、直後の「ユーザーが残高を確認できる」という流れにも自然につながる。(A) は However の逆接が前文と噛み合わず主題も外れる。(C) は唐突な依頼で文脈に無関係。(D) は時制(過去)と主題が一致しない。代名詞の照合で候補を素早く絞れる典型例だ。

誤答の典型パターン

文章挿入問題の誤答選択肢には共通した特徴がある。

  • 主題から外れた文 — 文書全体が「会議日程の変更」についてのメールなのに、挿入候補が「新しい採用方針」を説明している場合は誤答。主題の一貫性を確認する。
  • 代名詞が指す名詞が直前の文に存在しない文 — 「They have been available since last month.」という選択肢で、直前の文に複数名詞がなければ誤答。
  • 論理的な流れを断ち切る文 — 前の文が結論を述べているのに、挿入候補がまた前提の説明に戻る場合は流れが逆転して不自然になる。
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誤答パターンを把握しておくと、選択肢を見た瞬間に「これは代名詞が合わない」と即消去できる
文章挿入問題の処理手順(まとめ)

(1)挿入位置の前後の文を読む → (2)選択肢の代名詞を照合する → (3)前の文との接続関係を確認する → (4)時制が一致しているかを確認する → (5)文書の主題と一致しているかを最終確認する

Part6の設問タイプ別優先順位

Scordia収録の481問超のうち、設問タイプ別に最も割合が高いのはword-form(語形変化)124問とverb-form(動詞形)90問で、合計で全体の約44.5%を占める(出典: Scordia収録Part6問題481問超の集計・2026年4月時点)。この上位2タイプを最優先で身につけてから文章挿入の演習に移ることで、Part6全体のスコアが安定する。

Part6の単語問題(各文書3問)は、空所前後の数語を読めばほぼ解ける点でPart5と共通する。能動態・受動態の判別が苦手な場合はPart5受動態の見分け方でPart5・Part6共通の文法基礎を固めてから取り組むと効率的だ。

文法書とノートを開いた学習風景
語形変化と動詞形を固めた上で文章挿入に進む。この順番で学習すると Part6のスコアが最も効率よく上がる

Part6の文章挿入問題からPart7の速読まで、リーディング全体の攻略戦略はTOEICリーディング完全攻略ガイドにまとめている。文章挿入問題を含むPart6の全問題タイプ・文書タイプ別解法・スコア帯別戦略の完全版はTOEIC Part6完全攻略ガイドを参照してほしい。

ScordiaのPart6演習で文章挿入問題を練習する

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