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TOEIC公開テストとIPテストの違い — 受験料3,580円差・過去問再利用・認定証の有無

「TOEICを受けたい」と思ったとき、申し込む先は1つではない。IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が主催する公開テストと、企業や大学が主催するIPテスト(Institutional Program)の2種類が存在する。どちらを選ぶかで受験料・認定証の有無・問題の内容が変わる。

公開テストとIPテストの比較

項目 公開テスト IPテスト(筆記) IPテスト(オンライン)
主催 IIBC 企業・大学・団体 企業・大学・団体
受験対象 誰でも申し込み可 団体所属者のみ 団体所属者のみ
受験料(税込) 7,810円 4,230円 団体による
公式認定証 発行あり(Official Score Certificate) 発行なし 発行なし
問題の種類 最新問題 過去問の再利用 過去問の再利用
試験時間 約2時間(L45分+R75分) 約2時間(L45分+R75分) 約1時間(L25分+R37分)

出典: IIBC公式「TOEIC Program テスト形式」「IPテストとは」(2026年4月時点)。受験料は税込表示。

受験料の差は3,580円(7,810円 − 4,230円)だ。IPテストの方が大幅に安い一方、認定証が発行されない点と問題が過去問の再利用である点が大きく異なる。

認定証の有無は転職・就活で決定的な差になる

TOEIC公開テストでは、受験後にIIBCからOfficial Score Certificate(公式認定証)が発行される。この認定証は第三者機関が発行するスコアの証明書であり、転職・昇格審査・海外赴任申請などで「客観的なスコア証明」として提出できる。

IPテストのスコアは、主催した団体内部での参考値として使われる。認定証がないため、他の企業や機関に対してIPテストのスコアを正式な証明書として提出することはできない。

転職活動中に「TOEIC 730点以上」を採用要件に掲げている企業へ応募する場合は、公開テストで取得した認定証が必要になる。IPテストのスコアカードを提出しても、多くの採用担当者は認定証との区別を知らないか、あるいは「公式認定証でないと受け付けない」と判断するケースがある。

就活・大学生にはIPテストの活用余地がある

大学在学中に英語力を把握したい場合、大学が主催するIPテストは有力な選択肢だ。公開テストより3,580円安く、スケジュールが大学の学事日程に合わせて設定されることが多い。

就職活動の初期段階で「自分の今のスコアがどの水準か」を把握したい場合は、まずIPテストを受けてスコアを確認し、目標スコアに届いてから公開テストで認定証を取得する、という2段階のアプローチが合理的だ。

一方、大学の成績証明書とともにIPテストのスコアシートを提出できる企業もあるため、志望先の要件を事前に確認しておくことが重要になる。

IPテスト オンライン版 — 時間が約半分になる

IPテストにはオンライン受験版が存在し、通常の筆記版と比べて試験時間が大幅に短縮される。

IPテスト オンライン版の時間構成
  • リスニング: 約25分(通常版は約45分)
  • リーディング: 約37分(通常版は75分)
  • 合計: 約1時間(通常版は約2時間)

出典: IIBC公式「TOEIC Program IPテスト(オンライン)」

問題数も通常版の半数程度になる。スコアの算出方法は通常版と異なり、採点換算が行われる。スコアの性質が通常版と完全に同一ではないため、参考値として捉えることが適切だ。

IPテスト オンライン版は、企業が社員の英語力を短時間で一斉測定する用途で導入されているケースが多い。受験機会として利用できる場合は、本番試験の感覚をつかむための練習として活用することもできる。ただし、認定証が発行されない点と問題が過去問再利用である点は筆記版IPテストと同じだ。

公開テストの認定証が必要な場面(転職・海外赴任・採用要件の証明)では、公開テストに申し込む以外に選択肢はない。7,810円の受験料は割高に感じることもあるが、公式認定証の有効期限は発行から2年間であり、スコアは国際的に通用する基準として認知されている。

現在のスコアレベルを確認して公開テストに向けた対策を立てる →

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