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文法

Part5 条件文 vs 仮定法|if節の動詞形を30秒で判別

Part5の条件文(conditional)問題は、Scordia収録grammar問題480問のうち25問(5.2%)を占める。出題数は上位カテゴリほど多くはないが、正答率が安定しにくいカテゴリの一つだ。

「仮定法過去」と「直説法の条件文」は、if節の動詞形が異なる。仮定法過去は If S + 過去形, S + would/could + 原形、直説法は If S + 現在形, S + will/can + 原形 というパターンが基本だ。しかし実際の問題では選択肢が紛らわしく、30秒以内に正確に見分けることが求められる。

Scordiaの集計より: 収録conditional問題25問のうち、仮定法(非現実の条件)を問うものが16問(64%)、直説法(現実の条件)が9問(36%)だ(2026年5月時点、編集部集計)。仮定法問題の割合が高く、if節と主節の動詞形を両方確認する習慣が必要だ。

2つの判断軸 — 「現実か非現実か」「時制のずれがあるか」

条件文・仮定法の問題で動詞形を選ぶ際は、以下の2軸で判断できる。

判断軸 問い 直説法(現実) 仮定法(非現実)
現実か非現実か この条件は実際に起こりうるか? 起こりうる → 直説法
(If it rains, we will cancel.)
起こりにくい/反事実 → 仮定法
(If I were the CEO, I would change this.)
時制のずれがあるか if節と主節の時制が1段階ずれているか? ずれなし → 直説法
(現在形 + will)
1段ずれ → 仮定法過去
(過去形 + would)
2段ずれ → 仮定法過去完了
(過去完了形 + would have)

直説法の条件文 — 「現実に起こりうる条件」

ビジネス文書では、現実に起こりうる条件を示す直説法の if 節が多く登場する。主に製品・サービスの保証条件、スケジュール確認、業務プロセスの説明で使われる。

  • If the shipment arrives by Friday, we will process your order immediately. — 到着する可能性がある現実の条件。
  • If you have any questions, please contact our support team. — 日常的に起こりうる状況への案内。

直説法の if 節では動詞は現在形(三単現のsに注意)、主節では will/can/should + 原形というパターンが基本だ。

仮定法過去 — 「今、現実と違う条件を想定する」

仮定法過去は「現在の事実とは反対の条件」または「実現可能性が低い条件」を示す。if節に過去形を使うことで「現在の事実とは距離をおいている」ことを示す。

仮定法過去の形と、誤答になりやすいパターン

正しい形:
If the company had more resources, it would expand into new markets.
(実際には資源が十分でない → 仮定法過去)

誤答パターン1: if節に would を使う
✗ If the company would have more resources... → would は主節に使う。if節にはwould不可。

誤答パターン2: 主節に現在形を使う
✗ If the company had more resources, it expands... → 主節は would/could + 原形が必要。

例外: 「if I were you」
仮定法過去では、主語が I の場合も be動詞は were が原則。was を使う誤答が選択肢に入ることがある。

仮定法過去完了 — 「過去の事実とは違う仮定」

仮定法過去完了は「過去に実際に起きたこととは違う仮定」を示す。if節では過去完了形(had + 過去分詞)、主節では would have + 過去分詞が使われる。

  • If the manager had approved the plan, the project would have launched on time. — 実際には承認されなかった(過去の反事実)。

Part5では仮定法過去完了の問題も登場する。if節と主節の動詞形を両方確認し、「if節:had + pp → 主節:would have + pp」という対応が成立しているかを確かめる手順が有効だ。

30秒で解く手順

  1. 空欄の位置を確認する — if節の中か、主節の中か。
  2. もう一方の節の動詞形を確認する — if節が過去形なら主節はwould+原形(仮定法過去)、if節が現在形なら主節はwill+原形(直説法)。
  3. 時制のずれが2段階なら過去完了形を選ぶ — 「had + pp + would have + pp」のペアになる。
  4. if節にwouldが入っている選択肢は排除する — 条件文のif節にwouldは使わない。

Part5の文法問題全体の傾向はScordia収録480問の分類記事で確認できる。条件文の対策は動詞形(verb-form)カテゴリとも関連するため、Part5演習で両カテゴリを続けて取り組むと効率がよい。

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