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TOEICスコアを面接で英語で説明する例文集|外資系向け

外資系・グローバル企業の英語面接では "Do you have any English certifications?" という質問が定番だ。TOEICスコアが手元にあるのに、いざ口頭で伝えようとすると言葉が出てこない——そういったケースは珍しくない。英文CV(履歴書)への記載法は調べていても、口頭での説明表現は別に準備が必要だからだ。

TOEIC L&Rは990点満点のテストだが、この満点の意味を知っているのは日本・韓国・台湾など試験が普及した国の採用担当者に限られる。海外拠点の面接官や外国籍のHRマネージャーには数字だけ伝えても伝わらない場合がある。スコア帯別の例文と、数字を補強する一言フレーズの構造を整理する。

転職の面談を行うビジネスパーソンのイメージ
スコアを「数字」として提示するだけでは面接官には伝わらない。「その数字が示す実務能力」を1文添えることで初めて意味が届く

基本構造:3要素をセットで伝える

英語面接でTOEICスコアを伝える際は、次の3要素をセットにするのが基本だ。

  1. スコアの数字 + 満点の明示("out of 990")— TOEICを知らない面接官への配慮
  2. 取得時期("last October" / "this past year")— スコアの鮮度を示す
  3. 実力の補足 — 「その数字が示す業務上の能力」を1文で添える

"I scored [スコア] on the TOEIC Listening and Reading Test, which is out of 990. I took it [取得時期], and I feel my score reflects my ability to handle business documents and professional correspondence in English."

この構造を土台に、スコア帯ごとのメッセージ調整と文脈別フレーズを組み合わせていく。

スコア帯別の例文と方針

スコア帯によって、面接で「何を強調するか」の方向性は変わる。

スコア帯 伝え方の方針 添えると効果的な一言
600〜699点 現状の強みと改善取り組みを正直に リスニング強化中・英文メール対応は問題ない
700〜799点 具体的な業務との接続を示す 英文資料読解・海外取引先とのメール対応経験
800〜899点 実務実績と組み合わせる 英語でのプレゼン・契約交渉の経験
900点以上 スコアを証拠とし実践経験で補強 英語環境での業務年数・担当業務の具体例

600〜699点 — 正直さと向上意欲を両立させる

600点台は「英語業務に一定の困難を感じながらも対応できる」レベルだ。過大なアピールは面接官との信頼関係を損なう。自己認識と成長意欲を組み合わせた表現が有効になる。

"My TOEIC score is 650 out of 990. I can read and comprehend business emails and reports in English without major difficulty. I'm actively working to improve my listening skills, and I've been incorporating English podcasts into my daily routine."

700〜799点 — ビジネス英語の実用範囲を具体化する

700点台は「ビジネス英語の実務使用に概ね対応できる」水準として多くの企業で認識されている(IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2023」参照)。具体的な業務との接続を一言添えると説得力が増す。TOEIC L&R がリスニングとリーディングのみを測定する点を自ら補足することで、誠実さと自己理解の深さも示せる。

"I scored 750 on the TOEIC L&R, out of 990, last October. I regularly read English technical documents and correspond by email with our overseas partners. While I'm still building my speaking confidence, I can manage written and listening-based communication in most business contexts."

オフィスでキャリア面談をするビジネスパーソンのイメージ
700点台は「英文メール・資料読解は対応できる」という具体業務に落とし込むことで、面接官がイメージしやすくなる

800〜899点 — 実務実績と組み合わせる

800点台は「英語での高度な業務対応が可能」なレベルとして広く認識されている。スコアだけでなく具体的な実績(英語プレゼン・交渉経験)と組み合わせることで説得力が増す。

"I scored 850 on the TOEIC L&R last spring, out of a maximum of 990. In addition to that, I've presented quarterly reports to our Singapore office in English and participated in contract negotiations with U.S. vendors. My reading and listening skills are at a professional level, and I'm working on further developing my presentation skills."

900点以上 — スコアを証拠として実践経験で補強する

900点台はTOEIC L&Rで達成可能な最高水準に近い。ただし900点超でも「話せるかどうか」は別問題だ。スピーキングの実力を合わせて示すことが誠実な伝え方になる。

"I recently scored 930 on the TOEIC Listening and Reading Test — that's out of 990. Beyond the test score, I've been working in an English-speaking environment for the past three years, handling client calls, writing proposals, and conducting training sessions entirely in English."

面接でよく問われる3つの質問への回答例

2人が対話しているオフィスの一角のイメージ
面接官が聞きたいのは「スコアの数字」ではなく「そのスコアが示す業務能力」だ。質問の意図に合わせた返答が評価を分ける

"How comfortable are you using English in the workplace?"

"I'm quite comfortable with written English — emails, reports, and documentation are no problem for me. Spoken English in formal settings is an area I continue to develop, but I can hold discussions and meetings in English without significant difficulty."

"Do you have any English certifications?"

"Yes, I have a TOEIC L&R score of 780 out of 990, which I achieved this past year. It's a standardized test widely used in Japan to assess business English proficiency, particularly listening and reading."

"Why do you think TOEIC is a good measure of your English ability?"

"TOEIC is specifically designed to measure business communication skills — the kind of English used in emails, meetings, and workplace conversations. My score reflects my ability to understand professional English content, though I recognize it doesn't measure speaking directly. That's why I also focus on real-world practice through [specific example]."

TOEICを知らない面接官への説明フレーズ

海外拠点の面接官やTOEICを知らない採用担当者には、次の補足説明が有効だ。ETS という名称はTOEFLで国際的に認知されており、これを補足することで信頼性が伝わりやすくなる。

"The TOEIC is a standardized English language test developed by ETS — the same organization behind the TOEFL. It's widely used across Asia, particularly in Japan and Korea, to assess workplace English proficiency. The test is scored on a scale of 10 to 990."

国際ビジネスの会議で英語を使うグローバルチームのイメージ
グローバルチームとの面接では「TOEICとは何か」の説明から始める必要がある場合も多い。ETSとTOEFLの関係を補足すると信頼感が増す

日本の職場でのTOEICスコアの影響で企業・業界ごとのスコア評価基準も参照できる。

スコアを伝えた後の「つなぎ方」が印象を左右する

面接でスコアを口頭で伝えたら、そこで終わらずに「英語を実際に使った経験」につなげることが重要だ。スコアは能力の証拠であり、証拠を提示した後は具体的なエピソードで補強する。

  • 「TOEIC 800点です」で止まらず「この力を活かして、海外チームとの週次ミーティングを担当してきました」と続ける
  • 「まだ伸ばしている最中です」と付け加えることで、向上意欲と自己認識の誠実さが同時に伝わる

TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの測定に特化したテストであり、スピーキング能力を直接証明するものではない。面接本番での自然な英語使用そのものがスコア以上のアピールになる。この点を自ら補足できる候補者は、同じスコアの応募者の中でも誠実さと自己理解の深さで一歩抜き出る。

TOEICスコアの英文CVへの記載方法は英文履歴書(CV)へのTOEICスコア記載方法で詳しく解説している。TOEIC L&RとS&Wの違いについてはTOEIC L&R vs S&W の違いも参照してほしい。キャリアに活かすための学習戦略と計画立案の全体像はTOEIC勉強法完全ガイドでまとめている。

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