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Part5 関係代名詞 攻略|that が使えない3ケース

Scordia収録のPart5文法510問のうち、関係代名詞は43問で約8.4%を占める(出典: Scordia収録問題集計、2026年6月時点)。出題数としては中位に位置するが、問題の見た目は比較的シンプルで、判断基準を3つ押さえるだけで安定して得点できるカテゴリだ。

判断基準は「先行詞が人か物か」「格(主格・目的格・所有格)」「制限用法か非制限用法か」の3点に絞られる。

基本ルール — 先行詞で絞り込む

関係代名詞の第一選択基準は先行詞(関係節が修飾している名詞)が人か物かだ。

先行詞 主格 目的格 所有格
whowhomwhose
物・事whichwhichwhose / of which
人・物両方thatthat(that は所有格なし)

TOEIC Part5では選択肢に who・which・that が並ぶことが多い。先行詞が人なら that または who、物なら that または which まで絞れる。そこから格と用法で最終判断する。「空欄の後ろを見て品詞を判断する」という基本動作は前置詞・接続詞の見分け方と共通しており、一緒に身につけると効率が良い。

格(主格・目的格)の見分け方

関係節の内部で空欄がどの役割を担っているかを確認する。

  • 主格: 関係節の中で主語になる。空欄の後に動詞が直接続く。
    例: The employee who submitted the report is in a meeting. (who が submitted の主語)
  • 目的格: 関係節の中で動詞の目的語になる。空欄の後にS+Vが続く。
    例: The report that the manager reviewed was approved. (that が reviewed の目的語)
  • 所有格: 関係節の中で名詞の所有者を示す。空欄の後に名詞が直接続く。
    例: The company whose products we use has expanded. (whose が products にかかる)

判断のポイント: 空欄の直後が動詞 → 主格(who/which/that)、空欄の直後が名詞 → 所有格(whose)、空欄の直後がS+V → 目的格(whom/which/that)

that が使えない3つのケース

that は先行詞の種類を問わず使えるため便利に見えるが、以下の3つのケースでは使えない。

ケース 使えない理由 代わりに使う語
非制限用法(コンマ付き)コンマ+that の形は文法的に不可who / which
前置詞の直後in that、of that の形は成立しないwhom / which
先行詞が固有名詞・唯一の存在制限修飾が意味をなさない場合who / which

TOEIC Part5では非制限用法の問題が出題される。文中にコンマがある場合は that ではなく who(人)か which(物)を選ぶ。

非制限用法の例

制限用法(コンマなし): The manager who handled the complaint received praise. ← 複数のマネージャーの中で特定の一人を指す

非制限用法(コンマあり): Mr. Tanaka, who handled the complaint, received praise. ← Mr. Tanaka という特定の個人に補足情報を加える。that は使えない。

例題

The new policy, ______ was announced last week, will take effect next month.

  1. that
  2. which
  3. who
  4. whose
解答・解説を見る

正解: (B) which

先行詞は "The new policy"(物)で、空所の前にコンマがある非制限用法。非制限用法では (A) that は使えない。先行詞が物なので人を指す (C) who も不可。空所の直後は動詞 "was announced" なので主格が必要で、所有格の (D) whose も当てはまらない。物を先行詞とする主格の非制限用法に使える (B) which が正解。

例題

We hired a consultant ______ expertise in logistics is widely recognized.

  1. who
  2. which
  3. whose
  4. whom
解答・解説を見る

正解: (C) whose

空所の直後は名詞 "expertise"(専門知識)で、関係節内で「コンサルタントの専門知識」という所有関係を示している。よって所有格の (C) whose が正解。(A) who は主格、(D) whom は目的格で、いずれも直後に名詞を直接取れない。先行詞が人なので物を指す (B) which も不可。

Scordia収録38問の傾向と対策

Scordia収録の関係代名詞43問では、who と which が出題の大半を占める。選択肢のパターンとして「who / whom / whose / which」の4択が多く、先行詞が人か物かを見極めた上で格を判断する問題が中心だ(出典: Scordia収録問題集計より)。関係代名詞はPart5文法カテゴリ全体の約8.4%を占め、優先度は「中位」に位置する。

関係代名詞問題 解答ステップ(3ステップ)
  1. 先行詞を特定する — 空欄直前の名詞を確認。人か物か(人→ who/whom/whose/that、物→ which/whose/that)
  2. 関係節内の役割を確認する — 空欄の後が動詞 → 主格、名詞 → 所有格、S+V → 目的格
  3. コンマの有無を確認する — コンマがある(非制限用法) → that は不可、who か which を選ぶ

このステップを繰り返すことで、問題を見た瞬間に解答の根拠が見える状態になる。ScordiaのPart5文法クイズで関係代名詞カテゴリを繰り返し練習することで、解法の自動化が早くなる。

関係代名詞を含むPart5・6文法の全体像と、Part7速読まで含めたリーディングの統合戦略はTOEICリーディング完全攻略ガイドにまとめています。

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編集部の見解

Scordia編集部が複数の学習者の演習パターンを確認した経験では、「非制限用法のコンマがあれば that は使えない」というルールを知らずにミスしているケースが関係代名詞問題の誤答の中で最も多かった。このルールは一度覚えてしまえば確実な得点源になるため、早い段階で定着させることを強く勧める。

また IIBC が公式に示している問題サンプルでは、非制限用法と制限用法の両方が出題されていることが確認されている(出典: ETS公式問題サンプル)。試験本番でも同様の出題が続いており、コンマの有無を見落とさない習慣が安定した正答率に直結する。

関係代名詞の問題を集中練習する →

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