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TOEIC Part6 の解き方 — 4問を「流し読み」でまとめて取る手順

TOEIC L&R の Part 6(長文穴埋め・16問、4パッセージ×4問)は、Part 5 と Part 7 の中間に位置する問題形式だ。Part 5 のように短文1文で完結する問題もあれば、前後のパッセージ全体を読まないと解けない「文挿入問題」も含まれる。この混在が Part 6 の難しさの本質であり、「Part 5 と同じように1問ずつ処理していたら時間がかかりすぎた」という受験者が多い原因でもある。

この記事では、Part 6 のパッセージ4問を効率よく処理するための「流し読み先行」という手順と、文挿入問題への対処法を具体的に解説する。

Part 6 の4問の構成を理解する

Part 6 の各パッセージには4問が紐付いている。4問のうち、どのタイプが含まれるかはパッセージによって異なるが、典型的な構成は次のとおりだ。

問題タイプ 読む範囲 目安時間
品詞・語彙問題(Part 5 類似) 空欄前後の1〜2文 20〜30秒
時制・態の問題 空欄を含む文と前後の文脈 30〜40秒
接続副詞・接続詞問題 前後の文の意味関係 30〜40秒
文挿入問題 パッセージ全体の流れ 60〜80秒

文挿入問題は1パッセージに1問含まれることが多く、4問の中で最も時間がかかる。この問題の扱い方が Part 6 全体の処理時間を左右する。

「流し読み先行」手順の全体像

Part 6 を効率よく解くための推奨手順は次のとおりだ。

Step 1:設問番号を確認して文挿入問題を特定する(5秒)

各パッセージの4問の設問番号を最初に確認する。選択肢が完全な英文になっている問題が文挿入問題だ。この問題に印をつけてから作業を始める。

Step 2:パッセージを流し読みして内容の概略を把握する(40〜60秒)

最初からパッセージを流し読みする。このとき「空欄を埋めること」は目的ではなく、「何についての文書か・流れはどうなっているか」を把握することが目的だ。文書の種類(メール・お知らせ・報告書など)と、段落ごとの役割(導入・詳細・結論)を大まかに把握する。

Step 3:品詞・語彙・時制問題を順番に解く(各20〜40秒)

流し読みで内容を把握した後、空欄に戻って前後の文脈を見ながら問題を解く。品詞問題は前後2〜3語で判断できる。時制問題は文全体と前後の時間表現を確認する。接続副詞問題は前後の文の論理関係(逆接・追加・結果など)を把握して選ぶ。

Step 4:文挿入問題を最後に解く(60〜80秒)

文挿入問題は4問の中で最後に解く。先に内容の流れを把握した状態で文挿入問題に取り組むと、「どこに入れると文章の流れが最も自然か」の判断がしやすい。

文挿入問題を解くための4つの判断軸

1. 代名詞の指示対象を確認する

挿入する文や前後の文に代名詞(it / they / this / these / that / those)がある場合、代名詞が何を指しているかを確認する。代名詞の指示対象が直前の文に存在しなければならないため、指示対象が正しく機能する位置が正解の挿入位置になる。

2. 接続副詞・接続詞の論理関係を確認する

挿入する文または前後の文に therefore / however / in addition / as a result などの接続副詞があれば、その論理関係(因果・逆接・追加)が成り立つ位置を探す。therefore であれば「理由を述べた文」の直後が正解になる。

3. 時間的な流れを確認する

文書が時間の流れに沿った展開をしている場合(過去の経緯 → 現在の状況 → 今後の予定など)、挿入する文が時制的に整合する位置を確認する。

4. 選択肢の文が「ここでしか意味をなさない」位置を探す

正解の選択肢は、前後の内容と整合するように設計されているため「この位置以外では意味をなさない」という作り方になっている。他の選択肢と比較して「どの位置に置いたときだけ自然か」を確認することで、消去法でも正解を絞れる。

パッセージの種類別の特徴

Part 6 に登場するパッセージは、主に次の種類がある。文書の種類を素早く判断することで、どこに重要な情報があるかを予測しやすくなる。

文書の種類 典型的な構成 注意すべき空欄タイプ
Eメール・メモ 目的 → 詳細 → 依頼・アクション 時制、接続副詞
お知らせ・通知 変更事項 → 詳細 → 問い合わせ先 文挿入(詳細の補足)
広告・案内 サービス紹介 → 特典・条件 → 申込方法 語彙(ビジネス表現)
記事・レポート 概要 → 詳細 → 結論・示唆 文挿入(論理的な補足)

時間配分の目安:4パッセージで10〜12分

Part 6 の4パッセージ(16問)は、10〜12分での処理が目標だ。1パッセージあたり2分30秒〜3分が目安になる。この時間を守るために、文挿入問題に2分以上かかりそうな場合は「マークして次のパッセージへ移る」という判断も必要だ。

Part 7 に多くの時間を残すことが Reading 全体のスコールを最大化する。Part 6 の完璧な正答率より、Part 7 の処理数を増やすほうがスコール上の優先度が高いことを念頭に置く。

Part 6 の接続副詞の詳細についてはTOEIC Part6 接続副詞の使い方で解説している。文挿入問題の解法パターンについてはTOEIC Part6 文挿入問題の攻略も参照してほしい。

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