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攻略のコツ

TOEIC 英文スコア証明書の取得方法 — 海外・外資系向け

外資系企業の採用担当から「英文スコア証明書を提出してください」と言われて初めて、手元の日本語スコアシートでは対応できないと気づくケースは少なくない。通常の受験では日本語の公式認定証が自動的に届くが、英文版(Official Score Certificate)は別途申請が必要な書類だ。申請から発行まで約2〜4週間かかるため、提出期限が決まってから動き始めると間に合わないことがある。

日本語スコアシートと英文証明書、何が違うか

TOEICを受験すると試験日から約30日後に届く公式認定証(スコアシート)は、日本語で受験者氏名・受験日・スコアが記載された書類だ。国内の企業・学校への提出では通常これで十分だ。

英文スコア証明書(Official Score Certificate)は英語で発行される別書類で、次の場面で求められることが多い。

  • 外資系企業・海外本社への採用書類として
  • 海外赴任・国際業務選抜の語学証明として
  • 国内大学院の出願書類(英文提出が条件のケース)として
  • 海外政府機関・資格審査機関への提出として

IIBC公式情報: 英文スコア証明書はIIBCへの別途申請が必要。通常のスコアシートとは異なる書類であり、受験料に含まれない(出典: IIBC公式サイト「各種証明書の申請」)。

複数の資格証明書が並べられたデスクのイメージ
国内向けの日本語スコアシートと、英文での証明が必要な場面では別々の書類が存在する

英文スコア証明書の申請手順(5ステップ)

申請はIIBC公式サイトのマイページ(My Page)からオンラインで完結する。

  1. IIBCマイページにログイン: 受験時に使用したアカウントでログインする。非常に古い受験回でアカウントが存在しない場合は、IIBCサービスデスクへの問い合わせが先になる。
  2. 「証明書申請」メニューを選択: マイページ内から「英文スコア証明書申請」を選ぶ。
  3. 対象受験回を選択: 証明書を発行したい試験日・スコアを指定する。
  4. 送付先情報を入力: 自分の住所宛と提出先への直送では入力項目が異なる。直送の場合、送付先住所は英文で正確に記入する。
  5. 申請料を支払う: クレジットカード等で支払いを完了する。
ビジネス書類とノートパソコンが並ぶオフィスデスクのイメージ
申請はオンラインで完結するが、送付先の英文住所を誤記すると届かないため事前確認が重要

費用・発行期間・送付方法

項目 内容
申請料金 1通あたり有料(金額はIIBC公式サイトで確認。数百〜数千円程度が目安)
発行期間 申請受付後、約2〜4週間(繁忙期はさらに延びる場合あり)
送付方法 国内: 郵送 / 海外直送: 国際郵便(別途送料)
対象スコア IIBCが保管している受験回(システム上の保存期間内のもの)

申請料・対応可能な受験回の範囲・送付方法の詳細はIIBC公式サイトで最新情報を確認する。料金・手順は改定されることがある。

申請前に確認すべき3つのポイント

ローマ字氏名がパスポートと一致しているか

英文証明書に記載されるローマ字氏名は、IIBCへの登録情報に基づく。パスポートや海外提出書類とローマ字表記が一致していないと、提出先で問題になる場合がある。申請前にマイページのプロフィール情報を確認する。

古い受験回の証明書が発行できるか

非常に古い受験回のスコア(10年以上前など)は、IIBCのシステムに記録が残っていないことがある。この場合、英文証明書の発行自体ができないため、IIBCサービスデスクに事前確認が必要だ。

提出先がTOEICを要件として認めているか

アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアの大学院はTOEFL iBTまたはIELTSを英語能力証明の標準要件としており、TOEICを代替として認めていないケースが多い。出願前にアドミッションオフィスへ確認することが必須だ。外資系企業での採用書類としての扱いは企業ごとに異なる。

パスポートと地図を手に留学・海外渡航を準備するイメージ
海外大学院への出願では、TOEICが要件として認められるかを先にアドミッションオフィスで確認する

TOEIC L&RとS&W、英文証明書は別々に申請

TOEIC L&R(Listening & Reading)とTOEIC S&W(Speaking & Writing)は別試験であり、英文証明書も別々に申請が必要だ。海外提出でスピーキング・ライティングのスコアも求められる場合は、TOEIC S&Wを別途受験してその英文証明書も取得する。

IPテスト(Institutional Program)で取得したスコアからは英文証明書を発行できない点も注意が必要だ。外資系・海外機関への英文証明が必要な場合は、公開テストの受験が前提になる(出典: IIBC公式サイト)。

空港でスーツケースを引くビジネスパーソンのイメージ
海外赴任・外資系転職で英文証明書が必要になるのは公開テストの受験者のみ。IPテストからは発行不可

出願・転職活動のスケジュールと逆算

海外大学院の秋出願では、締切が前年の10〜12月に集中することが多い。申請から発行まで2〜4週間かかる点を踏まえると、9月中には申請を完了させておくのが安全だ。出願計画が固まった時点で申請を開始する習慣が、締切に追われるリスクを防ぐ。

外資系企業への転職活動では、書類選考の開始タイミングが読みにくいため、英文証明書を先に取得しておく方が機動的に対応できる。特に繁忙期(出願集中期)には発行に通常より時間がかかるケースがあり、ギリギリに動き始めると提出に間に合わないリスクが高まる。

英文スコア証明書の申請チェックリスト
  • □ IIBCマイページのアカウントが有効か確認した
  • □ 登録ローマ字氏名がパスポートと一致しているか確認した
  • □ 提出先がTOEICを英語力証明の要件として認めているか確認した
  • □ 対象受験回がIIBCシステムに記録されているか確認した(古い受験回は要問い合わせ)
  • □ 提出期限の1か月以上前に申請を開始した
  • □ 海外直送の場合、英文住所を正確に入力した

スコアの有効期限(IIBCは公式には設定していないが提出先による)についてはTOEICスコア有効期限ガイドで整理している。TOEICとTOEFL・IELTSの使い分けはTOEIC vs TOEFL vs IELTS の選び方も参照してほしい。

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