文法
TOEICの使役動詞問題【have/make/let/getの使い分け】
使役動詞とは何か
使役動詞とは「〜させる」という意味を持つ動詞の総称で、TOEICのPart5・Part6では文法問題として定期的に出題されます。代表的なものは have、make、let、get の4つです。それぞれ意味のニュアンスと後ろに続く形(原形不定詞か過去分詞か to 不定詞か)が異なるため、正確に区別することが得点力につながります。
Scordiaの文法クイズでも使役動詞を含む問題を解けますので、読んだ後は実践演習で確認しましょう。
4つの使役動詞の比較
have + 目的語 + 原形不定詞(過去分詞)
have は「(当然のこととして)〜させる・〜してもらう」という意味で、ビジネス文書で最も頻繁に登場します。
- 能動の意味:She had her assistant prepare the report.(アシスタントにレポートを準備させた)
- 受動の意味:She had the report prepared.(レポートを準備してもらった)
目的語が「人」のときは原形不定詞、目的語が「物・事」のときは過去分詞が続くと覚えてください。
make + 目的語 + 原形不定詞
make は「強制的に〜させる」という強いニュアンスを持ちます。選択の余地がない状況で使われます。
- The manager made everyone attend the training session.(マネージャーは全員に研修に参加させた)
- 受動態では to 不定詞に変わる点に注意:Everyone was made to attend the training session.
let + 目的語 + 原形不定詞
let は「許可して〜させる」というニュアンスです。相手の意向を容認するイメージです。
- The supervisor let the team leave early on Friday.(主任はチームに金曜日に早退を許可した)
- let は受動態になりにくいため、TOEICでは能動態の形で出題されます。
get + 目的語 + to 不定詞(過去分詞)
get は「説得・働きかけによって〜させる」というニュアンスで、have に近い使い方ですが to 不定詞が続く点が最大の違いです。
- 能動の意味:She got her colleague to review the proposal.(同僚に提案書を確認してもらった)
- 受動の意味:She got the proposal reviewed.(提案書をレビューしてもらった)
TOEICでよく出るひっかけパターン
使役動詞の問題で受験者がよくミスするポイントは次の2点です。
- make と get の混同:make の後は原形不定詞(to なし)、get の後は to 不定詞(to あり)。「He made the intern to work overtime.」は誤り。正しくは「work」です。
- have の能動と受動の使い分け:「have + 物 + 過去分詞」の形は受動的な意味(〜してもらう)になります。「have the document signing」は誤り。正しくは「signed」です。
こうしたひっかけは間違えやすい文法ポイントと合わせて整理しておくと効果的です。
覚え方のまとめ
使役動詞は次のフレーズで整理できます:「have/make/let + 原形、get + to 不定詞」。そして「物が目的語のときは過去分詞」という例外規則も必ずセットで覚えましょう。
文法クイズで実際の選択肢形式の問題を繰り返し解くことで、試験本番でも反射的に正答を選べるようになります。Part5対策ページでは使役動詞以外の文法頻出項目も体系的に確認できます。
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