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TOEIC Reading 75分の時間配分|3Partの配分法
TOEIC L&R の Reading セクション(75分・100問)で最も多く聞かれる悩みは「時間が足りない」だ。Part 5・6 に時間をかけすぎて Part 7 が最後まで解けない、あるいは Part 7 を丁寧に読みすぎて後半の問題を塗り絵にしてしまう——これらはいずれも時間配分の設計ミスから生まれる。
この記事では、Part 5・6・7 それぞれに何分を割り当てるべきかを、スコア帯別の具体的な目安とともに示す。さらに本番で時間切れになるパターンを事前に防ぐための「問題別処理時間の管理手順」も解説する。
75分の構造を理解する — Part 別の問題数と難易度
| Part | 問題数 | 問題の性質 | 1問あたりの目標処理時間 |
|---|---|---|---|
| Part 5(短文穴埋め) | 30問 | 文脈不要の場合が多い(語彙・文法・品詞) | 20〜30秒 |
| Part 6(長文穴埋め) | 16問(4パッセージ×4問) | 文脈理解が一部必要 | 35〜45秒 |
| Part 7(長文読解) | 54問(シングル〜トリプル) | 文書精読+設問照合が必要 | 1分〜1分30秒 |
各 Part の1問あたり目標処理時間から逆算すると、Part 5 で10〜15分、Part 6 で10〜12分、Part 7 に残り48〜55分という配分が基本になる。
スコア帯別の推奨時間配分
Readingスコール 200〜299点(全体: 400点台)
| Part | 推奨時間 | 理由 |
|---|---|---|
| Part 5 | 15分 | 品詞・語彙問題に時間がかかりやすい |
| Part 6 | 12分 | 文脈問題を読む時間を確保 |
| Part 7 | 48分 | シングルパッセージ前半を確実に取る |
この段階では Part 7 全問を解き切ることよりも、Part 5・6 の正答率を高めつつ Part 7 前半(シングルパッセージ)を確実に得点することが優先される。Part 7 後半(問題番号 185〜200 付近)は残り時間で処理できた問題だけを解く方針でよい。
Readingスコール 300〜349点(全体: 600点台)
| Part | 推奨時間 | 理由 |
|---|---|---|
| Part 5 | 12分 | 品詞識別の速度を上げることで短縮 |
| Part 6 | 10分 | 文脈読みを効率化 |
| Part 7 | 53分 | シングル全問 + ダブル前半まで |
Readingスコール 350〜399点(全体: 700点台)
| Part | 推奨時間 | 理由 |
|---|---|---|
| Part 5 | 10分 | 解ける問題を即答・迷う問題は飛ばす判断 |
| Part 6 | 9分 | 文挿入問題以外は速読で処理 |
| Part 7 | 56分 | Part 7 全問を解き切ることを目指す |
Readingスコール 400点以上(全体: 800点台以上)
| Part | 推奨時間 | 理由 |
|---|---|---|
| Part 5 | 8〜10分 | 9割以上は即答で処理できる |
| Part 6 | 7〜9分 | 文挿入問題のみ時間をかける |
| Part 7 | 57〜60分 | 全問+見直し時間の確保 |
本番で使える「時間チェックポイント」の設定方法
目標の時間配分を頭で知っているだけでは、本番で時間管理はできない。実際に使えるのは「チェックポイント方式」だ。受験前に次の3点を決めておく。
- Part 5 終了チェックポイント: Part 5 最後の問題(問題番号130)を解き終わったとき、試験開始から何分以内でなければならないかを決める。例: 「10分以内」
- Part 6 終了チェックポイント: 問題番号146 を解き終わったとき。例: 「開始から20分以内」
- Part 7 中間チェックポイント: シングルパッセージ終了時点(問題番号175前後)。例: 「開始から45分以内」
これらを前日に具体的な目標時間として紙に書き、当日の問題用紙の余白に書き込む(試験規則の範囲内)か、腕時計で管理する。チェックポイントを超過したら「この問題への時間をこれ以上かけない」と機械的に判断するルールを事前に決めておく。
Part 5 の処理速度が全体の鍵を握る理由
時間配分の改善で最もインパクトが大きいのは Part 5 の処理速度だ。Part 5(30問)で1問あたり30秒かかっている場合と20秒で解ける場合では、合計5分の差が生まれる。この5分は Part 7 後半のトリプルパッセージ1〜2セットに相当する。
Part 5 の速度を上げる最短ルートは「品詞問題を即答できる状態にする」ことだ。選択肢が名詞・動詞・形容詞・副詞の4品詞で構成されている品詞問題は、空欄前後の構文を見て2〜3秒で判断できるようになれば1問10〜15秒で解ける。品詞問題が全体の30〜40%を占めることを考えると、Part 5 全体の処理時間を3〜4分短縮できる。
「飛ばし戦略」の適切な使い方
本番で時間が予想以上にかかっている場合、問題を飛ばして後で戻る「飛ばし戦略」は有効だ。ただし飛ばした問題の管理を適切に行わないと、見直し時間がなくなったときに空欄が生じるリスクがある。
推奨する飛ばしルールは次のとおりだ。
- Part 5: 30秒考えて分からない問題はマーク(鉛筆で印)して次へ。Part 5 全体を解き終わってから余り時間で戻る
- Part 7: 1問に2分以上かかりそうな場合は一旦マークして次の設問へ。同じ文書内の他の問題を先に処理する
時間管理の詳細はTOEIC Reading Part7 の時間管理詳細で解説している。Reading 中盤の集中力維持についてはReading 集中力切れ対策も参照してほしい。
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