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親子で一緒に机に向かって学習するイメージ

学習戦略

産休・育休中のTOEIC学習法|育休取得率86.6%時代の復職設計

執筆: Scordia編集部|運営・確認: 佐野 修斗

男性の育児休業取得率が初めて40%を超えた。厚生労働省「令和6年度雇用均等基本調査」(2025年7月公表)によれば、男性の取得率は40.5%で過去最高を更新し、女性の取得率は86.6%とすでに高い水準で定着している。育休を取ることが特別な選択ではなくなった今、育児と両立しながら復職前の準備時間をどう作るかは、性別を問わず現実的な課題になっている。

産休・育休は「学習時間ゼロ」の期間ではない

出産・育児期間は仕事のまとまった作業時間が確保しにくくなる一方で、通勤時間がなくなる、授乳や寝かしつけの合間に手が空く時間帯があるなど、これまでとは異なる形の細切れ時間が生まれる。まとまった1時間を探すより、こうした短い時間の使い道をあらかじめ決めておく方が、育児期の学習では現実的だ。

ヘッドフォンをつけて学習する様子
まとまった学習時間の確保が難しい時期こそ、耳から入れる学習との相性がよい

なぜ復職前にスコアを設計するのか

ブランク明けの復職では、休業前の評価や実績だけでなく「今の状態」を示す材料が求められる場面がある。TOEICは受験時点のスコアが休業期間の長さに関係なく提示できる指標であり、30代からの学習再開を扱う30代からのTOEICやり直しで触れた「ブランクを埋める客観的な証明手段」という位置づけは、育休期間にもそのまま当てはまる。

復職までの期間学習設計の目安優先順位
〜6ヶ月語彙・文法の抜けを確認する期間基礎の総ざらい優先。新しい教材を増やさない
6ヶ月〜1年基礎固め+リスニングの処理速度を戻す期間耳からの学習を軸に、通しでの模試演習も組み込む
1年以上目標スコアに向けた総合力の底上げ期間Part別の弱点分析と模試の反復サイクル

ながら学習という選択肢 — 耳からの学習設計

両手がふさがりやすい育児期には、目で読む学習より耳で聞く学習の方が組み込みやすい場面が多い。授乳や寝かしつけの合間、家事をしながらの時間に音声教材を流す「ながら学習」は、育児期特有の制約と相性がよい学習形態だ。

ヘッドフォンを付けてポッドキャストを聴いている人のイメージ
両手がふさがる育児期は「読む学習」より「聞く学習」の方が組み込みやすい時間帯が多い

ただし、ながら学習だけでは正答率の向上に直結しにくい。耳を慣らす時間と、机に向かって問題を解く時間を分けて設計する必要がある。細切れ時間の使い分け方はTOEIC隙間時間を効率よく使う学習法で整理している。

復職後の評価にどうつながるか

復職後、育休前と異なる業務内容や部署に配属されるケースでは、語学力を含めたスキルの再確認を求められることがある。TOEICのスコアは、休業中に学習を継続していたことを示す具体的な材料になり得る。モチベーションが続かない時期の対処法はTOEICのモチベーション回復法も参考にしてほしい。

学習計画を書き込む手帳とカレンダーを表すヒーロー画像
復職の時期から逆算して学習計画を組んでおくと、育休明けの負担を分散できる

まずは模試のリスニングテストで今の処理速度を確認し、耳からの学習で戻すべき感覚がどれくらいあるかを把握するところから始めるとよい。リスニング対策全体の進め方はTOEICリスニング完全攻略ガイドで体系的にまとめている。

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