リスニング
TOEICディクテーションのやり方【リスニング力を飛躍的に伸ばす】
ディクテーションとは何か、なぜ効果があるのか
ディクテーション(dictation)とは、英語の音声を聞いて、聞こえた内容を一語一句書き取るトレーニングです。シャドーイングや繰り返しリスニングと並ぶ、英語学習の三大音声トレーニングの一つです。
リスニングが伸び悩む最大の原因は「わかったつもり」になっていることです。ディクテーションは書き取ることで、実際には聞き取れていなかった部分を正確に発見できます。特に以下の点に効果があります。
- 音の連結・脱落・同化(リダクション)を意識できるようになる
- 弱形(機能語のあいまい発音)を耳が認識できるようになる
- 語彙・文法の知識とリスニングが統合される
ディクテーションの準備
始める前に以下を用意しましょう。
- 音声素材:TOEIC公式問題集のPart3・4音声(またはScordiaのPart4音声)
- スクリプト:音声の書き起こしテキスト(答え合わせに使う)
- ノートまたはテキストエディタ:書き取り用
最初は短い音声(Part2の1問〜Part4の1セット)から始めるのがおすすめです。
ディクテーションの正しい手順
ステップ1:全体を一度聞く(内容把握)
まず音声を止めずに一度通して聞き、全体の内容を把握します。このステップで細かい聞き取りは意識しません。
ステップ2:区切りながら書き取る
音声を3〜5秒ごとに止めながら、聞こえた内容を書き取ります。聞き取れなかった部分は空欄にして先に進みましょう。
- 1回止めて書き取れなければ、その部分を2〜3回聞き直す
- それでも聞き取れなければ「?」を書いて次に進む
- 完璧主義にならないことが継続のコツ
ステップ3:全体を通して聞き、修正する
書き取りが終わったら、音声を通して再生し、不完全だった部分を補完します。
ステップ4:スクリプトで答え合わせ
スクリプトと照合して、間違えた箇所を確認します。
- 単純なスペルミスは問題なし
- 語順が違う場合は文法の理解が不足している可能性がある
- 全く聞き取れなかった部分は「音変化」が起きていることが多い
ステップ5:間違えた部分を音読して体に染み込ませる
答え合わせの後、聞き取れなかった部分を自分でも声に出して繰り返します。音を認識するだけでなく、自分でも発音できるようになることで、次回から聞き取れるようになります。
ディクテーションを続けるためのコツ
- 1日1〜2分の短い音声から始める:Part2の1問(20〜30秒)から始めても十分効果がある
- 週3回以上継続する:毎日が理想だが、最低週3回は確保する
- 同じ音声を2回やらない:新しい音声に接することで多様な音に慣れる
Part3やPart4の音声素材を活用してディクテーションを毎日の習慣に組み込みましょう。1ヶ月継続すれば、リスニングスコアに明確な変化が現れるはずです。シャドーイングの方法と組み合わせると、さらに効果が高まります。
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