文法
TOEICの冠詞問題を攻略【a/an/the の使い分け】
冠詞問題はTOEICの隠れた難所
冠詞(a / an / the)の問題はTOEICのPart5・Part6に定期的に登場します。日本語には冠詞がないため、日本人学習者にとって最も苦手な文法項目の一つです。「どれが正しいか感覚でわからない」という状態でも、ルールを覚えることで確実に得点できるようになります。
冠詞問題は文法的な正誤だけでなく、文脈理解も問われることが多く、Part6での出題では特に注意が必要です。
a/an:初めて言及するもの・一般的なもの
不定冠詞「a / an」は「特定していない1つのもの」を指すときに使います。
- 初めて話題に出す名詞:「We received a complaint from a customer.」
- 職業や身分を表す述語名詞:「She is an accountant.」
- 「any one of」という意味で使う場合:「Please bring a valid ID.」
「an」は次の語が母音の音で始まるときに使います。スペルではなく発音が基準です。「an hour(hour は [aʊər] と発音)」「a university(university は [juː] と発音)」が典型的な例です。
the:すでに特定されているもの
定冠詞「the」は「話し手と聞き手の両方が何を指しているかわかるとき」に使います。
- 前文で言及済みの名詞:「We received a complaint. The complaint was about delivery time.」
- 唯一存在するもの:「Please contact the manager on duty.」
- 形容詞節・前置詞句で限定されるもの:「The report submitted last week was well-received.」
- 序数・最上級と一緒に:「the first meeting」「the most effective method」
Scordiaの文法クイズでは冠詞を含む文法問題を実戦形式で練習できます。
無冠詞:冠詞を付けてはいけないケース
冠詞を付けないパターンもTOEICで問われます。以下のケースは無冠詞が正解です。
- 不可算名詞(数えられない名詞):information, equipment, advice, furniture
- 固有名詞:「Please contact Ms. Johnson.」(「a Ms. Johnson」は誤り)
- 複数形で一般的な概念を指す:「Employees are encouraged to share ideas.」
- 食事・移動手段・曜日など慣用表現:「She goes to work by train.」
特に「information」は無冠詞が基本であることを覚えておきましょう。「an information」は文法的に誤りです。
Part6での冠詞問題の攻略
Part6では文脈全体を読まないと正しい冠詞が選べない問題が出ます。「a」と「the」のどちらが正解かは、その名詞が文書の中で初出かどうかで判断します。
- 文書の最初の段落に名詞が初めて登場 → a/an
- 2度目以降の言及、または文脈から特定できる → the
Part6対策ページで文脈依存型の問題に慣れることが重要です。また文法の体系的な学習方法を参考に、冠詞だけでなく全体の文法力を底上げしていきましょう。
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