文法
TOEICの強調構文・強調のdo問題【It is...that構文も攻略】
強調構文とは何か
強調構文とは、文中の特定の要素を「It is ~ that ...」の形で切り出し、強調する構文です。TOEIC では Part5 の語法問題と Part6 の文脈問題の両方で出題されます。基本パターンを確実に理解することで、混乱なく正解を選べるようになります。
例:It was the manager that approved the budget.(予算を承認したのはマネージャーだった)
強調したい要素を "It is(was) ..." の後に置き、残りを "that ..." で続けます。強調される要素が人の場合は who、物・事の場合は that が使われます。
強調の do / does / did
動詞を強調したいときは、助動詞 do / does / did を動詞の原形の前に置きます。日本語では「確かに〜する」「実際に〜した」に相当します。
- 現在形(三人称単数以外):We do appreciate your support.(私たちは確かにご支援に感謝しています)
- 現在形(三人称単数):She does submit reports on time.(彼女は確かに期限通りに報告書を提出する)
- 過去形:They did receive the shipment.(彼らは確かに荷物を受け取った)
TOEIC では、文脈上「以前に懸念されていたが、実際にはそうだった」という場面で強調の do が使われることが多く、Part6 の文脈問題で登場します。
識別のポイント — よく混同するパターン
強調構文 vs 名詞節(that 節)
"It is important that ..." は強調構文ではなく、形式主語構文です。that 以下が真の主語になります。両者を区別するには、that 節の前に「何が強調されているか」を確認しましょう。
- 強調構文:It is the deadline that concerns me. → "the deadline" が強調語句
- 形式主語:It is important that we meet the deadline. → "important" は形容詞述語
強調の do vs 疑問文・否定文の助動詞
強調の do は平叙文の肯定文でのみ使われます。疑問文(Do you...?)や否定文(don't / doesn't)の do と混同しないよう注意しましょう。
TOEIC 頻出の出題パターン
- 空欄に do / does / did を選ぶ問題(強調の do の識別)
- 強調構文の that の前に who / which / that のどれが入るかを選ぶ問題
- 強調構文を使った文の意味を問う内容一致問題(Part7)
強調構文は「特定の要素を浮き上がらせる」修辞的な機能を持つため、Part7 のライターの意図を問う問題にも関係します。
Scordia で文法を体系的に練習
Part5 対策ページでは品詞・語法の頻出パターンを体系的に学べます。Part6 の 190 問演習では、強調構文を含む文脈型の問題を繰り返し練習できます。Part6 対策も合わせて確認し、文法知識を実戦で使えるレベルに仕上げましょう。
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